最大金利の上限は20%です。
消費者金融各社は、必ず国に貸金業者としての登録をおこなって経営をしていますので金利に関しては改正貸金業法という法律にのっとって最大上限金利が決められています。
その金利は最大20%です。元々はもっと高い上限金利(29.2%)で運用していたのですが、借金による多重債務者の増加やそれに伴う自殺者の増加等が社会問題として表面化しました。
そこで国としても対策を講じる必要に迫られたため、法律を改正し貸付金利の上限を下げる事になりました。
いくつかの消費者金融で一定期間は無利息でお金を借りることの出来るサービスが導入されています。
基本的に無利息サービスは初めてその消費者金融と初めて契約する方以外は利用できません、ただしノーローンだけは違っていて一度完済するとその翌月も7日間は無利息で借りることができます。
また、多くの無利息サービスが契約日の翌日から例え借入れをしなかったとしても無利息期間が適用されてしまうという点です。
例えばアコムで1日に申し込みだけして実際に借りたのは10日だったとしても残りの無利息期間は20日になってしまうと言うことです。
決められた無利息期間にお金を返せば確かに金利は1円もかかりませんのでかなりお得なサービスと言えます。
しかし消費者金融側にとってはあくまでも契約してもらうための手段です、一度お金を借りる味を覚えてしまった人はかなりの高確率でまた借入れをしてくれます。
その為のおいしい餌だということをわすれずに、、、
金利とは、金融に関する商品を借りたり使ったりした際に発生する使用料の意味合いがあります。
一方実質年利とは、使った消費者金融商品に関する経費等を借りた利子と包括して請求するために用いられる言葉です。
もう少し詳しくお話ししますと、金利はお金を借りた際のサービスに対する対価であり、利用料またはサービス料と考えられます。しかし、実際には金利がいくらかを率で表現する場合も多いです。
実質年利については次のようなことが含まれた内容となっています。まず、消費者金融各社が経営に付随する経費関係、例えば契約事務手数料や保証会社対応保証料などの経費が通常発生しています。その経費については、返済金とは別に支払う必要はありません。これは、全て返済金の中に包括しなければいけないからです。
金利と言うのは運営側にとってはもちろん利益確保というのも大きな理由の一つですが、もう一つの理由として運営リスクの低減という考え方もあります。
冒頭でも申し上げましたが、貯金などの金利はほとんどゼロまたは場合によってはマイナスの政策が取られているのが我が国の実情です。
終身雇用制の崩壊から始まり、派遣などの非正規労働者の増加や企業経営の安定化の為のリストラなどが常につきまとうようになり、先を見通すことが難しくなった現代社会においてお金を借すという行為はかなりのリスクを伴います。
しかも消費者金融は銀行のローン審査に落ちた、または銀行では借りられない属性の低い方がメインとなっています。
それでも無担保で審査も甘いのが消費者金融の特徴です。ですのでそのような状態でお金を貸すには金利を高く設定するしかないというのが現状です。
消費者金融の上限金利は20%、銀行系カードローンの場合金利は最大でも15%。よって少なく見積もっても5%以上の差があります。
なぜ、これだけの差が発生するのかについては、大きくわけて2つの理由があります
まず貸付額に関して、法律の規制を受けているかいないかの部分です。
消費者金融は改正貸金業法の規制によって、貸付額の上限が借り手の年収3分の1までとなっています。一般的にこのことは「総量規制」と呼ばれます。
他方、銀行系カードローンは法律上は総量規制の対象外となる為貸付上限の規制はありません。よって、貸付元金が大きくなる銀行系カードローンは金利を少なく組んでも十分に経営が成り立つ訳です。
もう一つの理由として銀行系カードローンは審査の厳しさが消費者金融とは比べ物にならないくらい厳しく貸し倒れの可能性が少しでもあると審査に通すことはありません。
金利=リスク低減という考え方をすると消費者金融と銀行のローンの金利の差は理解していただけれうのではないでしょうか。
:融資額についてそれぞれ段階を追って設定されています。
利息上限は何度もお伝えしているように最大で20%です。では、低い側の設定はどのように決めているのでしょう?
これは、利息制限法という法律に基づいて、貸付金額ごとに上限金利が決められています。
利息制限法に基づいて定められた上限金利は以下のようになります。
なお、消費者金融は総量規制の対象となる為、年収の3分の1を前提に考えるとほとんどの貸付金額は100万円前後ということになります。
初めてある消費者金融でお金を借りた際には、先ほどの貸付金額に照らし合わせて上限金利が決められるのでしょうか?
実は初回に関してだけは事情が違ってきます。ほとんどの消費者金融では初回の取り引きについては最大上限金利を適用しています。
では、どのようにすれば今後金利を引き下げていくことができるのでしょう?
まずは信用情報をよくすることです。理由は、今までは取り引きが少ない場合、返済に関する実績もなく信頼できる借り手と消費者金融側で判断ができません。
しかし、一定の期間取り引きをした上できちんと返済もおこなえて、収入も確実に上がってきたなどの信頼に足る情報の蓄積がなされれば、今後の金利変更等も十分考えられます。
また、貸付金額に対する金利を考えると自分の収入が上がって貸付額の与信上限が上がった場合も少し金利を下げられる可能性が出てきます。
以上のように、消費者金融での金利に関しては色々と考える材料があります。同じ借りるなら自分に対するリスクを少しでも少なくなるよう考え上手に付き合っていく必要があります。
確かに消費者金融は借入れも簡単で便利ですが、借りたら金利が必ず発生すると言うことをわすれずに、どこかの消費者金融のキャッチフレーズではありませんがご利用は計画的に。。